ビルベリーはブルーベリーじゃない?!

ビルベリーは、ツツジ科スノキ属クロウスゴ節の低木性果樹です。
ホワートルベリー [whortleberry]、ウィンベリー [winberry, whinberry]、ブレーベリー [blaeberry]、
ヨーロッパブルーベリー [European blueberry]とも呼ばれることもあります。

厳密にはシアノコカス節の総称であるブルーベリーではなく、同じじツツジ科スノキ属の近縁だと言えます。

スウェーデンやノルウェー、フィンランド、デンマークなど主に北欧に自生し、樹高は20~40cmと小さめ。
果実は6~8mmとかなり小粒で、果肉がやわらかく酸味が残り甘酸っぱい味わいです。
濃い青紫色の果実が森の中に一面に広がる光景はまるで宝石がちらばっているようです。

果皮が厚く濃い青紫色で、さらに実の中まで同じ色に染まっています。

アントシアニン量が豊富なので、海外では医薬品やサプリメントの原材料として広く利用されています。

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   ビルベリーの効果

ビルベリーの小さな実の中には、さまざまな健康パワーが秘められています。

活性酸素を抑制し、サビつきを防ぐ効果
血液をサラサラにし、血管の老化・循環機能障害を改善する効果などです。

医薬品原料としての用途は、「近視」「夜盲症」「眼精疲労」など目の健康以外にも
「血管障害」「色素皮膚炎」「静脈炎」「静脈瘤性潰瘍」「皮膚筋炎」「胃・十二指腸潰瘍」など
血管に関するものにもヨーロッパや韓国で利用されています。

ビルベリーのアントシアニン


ビルベリーの分厚い果皮と中の果実まで濃い青紫色にしているものの正体は、天然色素「アントシアニン」です。約400種類あると言われるアントシアニンですが、ビルベリーは15種類ものアントシアニンが含有しています。

このアントシアニンは特に抗酸化作用が強く、活性酸素を抑制する効果が期待できます。

ビルベリーの全体にたっぷり含まれたアントシアニンの量はなんと一般的な栽培種のブルーベリーに比べて最大で5倍以上です。

なぜビルベリーだけがこんなにたくさんのアントシアニンを含んでいるんでしょうか?

   ビルベリーのひみつ

なぜビルベリーにはたくさんの種類・量のアントシアニンが含まれるのでしょうか?

アントシアニンが生まれる理由は、植物が紫外線から体を守ることにあります。
人間が紫外線を浴びると、体は紫外線から肌を守るためにメラニン色素という物質をつくります。日焼けで肌が黒くなるのも、シミができるのもこの色素が肌を守ってくれた結果なのです。

植物の場合は、紫外線を浴びるとアントシアニンを作り色を黒くして紫外線を吸収し、自分を守ります。

ビルベリーが自生している北欧などでは、夏の間ずっと太陽が沈まない「白夜」という現象が起こります。
日照時間が長くなり、ビルベリーはずっと太陽の光を浴びて育ちます。
なのでビルベリーは皮だけでなく実の中までアントシアニンを貯め込み、濃い紫色になるんです。

これがビルベリーがアントシアニンをたっぷりと含んでいる理由です。

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